5月9日,当館は大洪水(昨年5月)被災地域住民を支援するために,
クロアチア赤十字と協力してチャリティー・コンサートと和食夕食会を開催しました。
井出大使公邸で行われたこのイベントの冒頭,以下の人たちから挨拶が行われました。
1.井出大使:大洪水後1年を迎えるが,地元はまだ支援を必要としている。4年前の東日本大震災後もフォローアップの作業が息長く行われることになっている。本日皆さんからいただいた貴重な募金はクロアチア赤十字を通じて,地元の状況,特に心理的な支援の必要性の調査に活用させていただきたい。(結局9,100クーナ(約16万円)の募金が集まりました。)
2.イェリッチ・クロアチア赤十字名誉総裁(写真①):昨年5月17日の大洪水後の様々な支援に感謝する。日本政府,日本国民からのこれまでのクロアチアに対する支援にも改めて厚く感謝する。クロアチア赤十字としても被災地支援に取り組んできた。
3.ルチッチ・グーニャ町長(ブコバル=スリェム県)(写真②):復興への支援に深謝する。今後は経済振興が課題である。建物を復興しても,仕事がないために若者が出て行っている。
4.アイドコビッチ・ザグレブ大学教授(心理学専門)(写真③):被災地のコミュニティーがどのような課題を抱えているのか,心理学的側面を中心に調査していく。自分は国際会議出席のために日本を訪問したこともあり,被災地住民の心理的側面について国際研究の成果も取り入れていく。
5.ボッフ・ザグレブ・ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団(写真④):今回のチャリティーの趣旨に賛同して,4名の音楽家が演奏をする。
外交団,IWCZ(International Women’s Club Zagreb)会員ら約70名が参加しました(写真⑤,⑥)。そしてザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団団員がポップスなどを演奏し,最後に震災応援ソング「花は咲く」を演奏しました(写真⑦)。
このイベントには,スプリット退役軍人連盟のペトリッチ会長(写真⑧左端)他の関係者も参加しました。彼らは4年前の東日本大震災後,スプリットでチャリティー・コンサートを開催し,多額の支援金を集めてクロアチア赤十字を通じて日本側に寄付してくれました。井出大使からは改めてその時の支援に謝意表明しました。
4月29日の井出大使の被災地現地視察結果はこちら
http://www.hr.emb-japan.go.jp/jp/2015/nikokukan-2015-04-gunja-drenovci-visit.html
昨年5月28日に当館が開催したチャリティー・レセプションの概要はこちら
http://www.hr.emb-japan.go.jp/jp/2014/nikokukan-2014-charity-reception.html