4月29日,井出大使は,昨年5月の大洪水被災地を訪問し,復興状況を視察しました。

 

 

 昨年5月17日,クロアチア東部及びボスニア・ヘルツェゴビナ,セルビアで,史上最悪と言われる大洪水がおきました。これに対しては,日本政府及び日本の民間から様々な支援が行われました。

 今回井出大使は特に大きな被害を受けたブコバル=スリェム県のグーニャ町とドゥレノヴツィ町を訪問し,それぞれの町長から説明を受けました。(写真①はグーニャ町のモスク前で撮影。)被災した住宅についてはクロアチア政府からの支援もあり7割程度が再建され,本年夏までに概ね全ての住宅が再建される見込みだということでした。(写真②は再建中の家。)但しまだ仮の住宅(コンテナ・ハウス)に住んでいる人たちもいます(写真③)。

 たまたまドゥレノヴツィ町を訪問中であったマルクト・クロアチア赤十字総裁とも意見交換しました。クロアチア赤十字はクロアチア企業からの寄付を使って,同町に子供のための遊び場を建設しました(写真④)。

 大雨のためにサヴァ川が氾濫し堤防が決壊した現場(ドゥレノヴツィ町)も訪問しました。堤防の高さは当時も十分あったが,土台が砂であったために決壊した,その後堤防を強化する工事を行ったとの説明を受けました。

 


写真①


写真②

写真③

写真④