12月18日,日本から寄贈された地すべり観測施設(ザグレブ市コスタニェク地区)の
通信施設引き渡し式が行われました。
この地滑り観測施設は,日本から寄贈されたもので,3月14日に開所式が行われたものです。
3月14日の開所式の模様はこちらをご覧ください。
http://www.hr.emb-japan.go.jp/jp/2014/nikokukan-2014-jicajisuberi.html
12月18日の式には,井出大使,シュヴァリェク・ザグレブ市長代行(写真で挨拶している),カリニッチ・ザグレブ市緊急事態対応局長,ザグレブ大学鉱業・地質・石油工学部関係者達が参加し,多くのマスコミが取材しました。
この施設が観測している地域には約100世帯が住んでいますが,過去2年だけで地面の30cmもの移動があり,1963年からの51年間では7mもの移動が観測されたということです。
井出大使からは,地滑りという共通の問題を抱える日本とクロアチアが協力を強化していくべきだと挨拶をしました。
クロアチア側出席者からは日本人に感謝の気持ちを伝えてほしいとの発言が特にありました。この観測施設のそばには,新しく日本,クロアチア,ザグレブ市,ザグレブ市緊急事態対応局,ザグレブ大学鉱業・地質・石油工学部の旗を立てるポールも設置されていました。