2月22日、嘉治大使は、ミロシェビッチ副首相の御案内で、中部地震被災地域を視察しました。

 2月22日、嘉治大使は、クロアチア中部地震復興対策本部からの招請を受けて、昨年12月の地震で被災したペトリニャ市と近郊のベゴビチ村を訪問しました。ペトリニャ市にある復興対策本部では、ミロシェビッチ副首相(復興対策本部次長)と会談し、被災者への支援と被災地の復興に向けたクロアチア政府の活動について説明を受けるとともに、震災復興に関する日本の知見共有の可能性について話し合いました。

 

 

左から、ジブコビッチ外務欧州省経済・開発協力局長、ミロシェビッチ副首相(対策本部次長)、嘉治大使、

ユトリシャ首相府補佐官(対策本部員)

 

 

 会談後、嘉治大使は、ミロシェビッチ副首相の案内により、ペトリニャ市中心部及びベゴビチ村(ペトリニャ市より車で35分)の被害状況を視察しました。

 

 ペトリニャ市中心部では、市庁舎を含む多くの損壊・倒壊した建物が見受けられ、地震の被害の大きさを物語っていました。

 

 

 

 

 セルビア系住民が多く住むベゴビチ村では、築年数の古い多くの住居や家畜小屋が被害を受けており、余震などに備えて早急に修繕を必要とするものもあるとのことでした。

 

 

 

 

 ベゴビチ村の人々は、被災後の生活ぶりについて語り、手作りのチーズやサラミでもてなして下さいました。家畜もいるので避難はしないということです。住居が損壊した被災者にクロアチア政府がコンテナハウスを支給する現場にも立ち会いました。

 

 

 

 

 被災地の1日も早いより良い復興(Build Back Better)を応援しています。この視察の報告をも踏まえ、日本大使館は、クロアチア建設・都市計画・国家資産省との共催で、日本の知見を共有するウェビナーを2月25日、3月3日及び3月5日に実施しました。