3月16日、嘉治大使は、公邸にて、マレニツァ司法・行政大臣と懇談しました。

 嘉治大使は、マレニツァ司法・行政大臣と3月7日から12日まで京都で開催された第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)について意見交換を行うとともに、クロアチアの司法・行政改革の現状についてお話をうかがいました。

 

 マレニツァ司法・行政大臣は、京都コングレスにオンラインにて参加され、法の支配の重要性を強調するスピーチ(https://www.unodc.org/documents/congress//01_Statements_HLS/8Mar/CRO.pdf)をされました。同大臣から、法の支配についての問題を昨年前半のクロアチアEU議長国の活動の中心に位置づけ、コロナ禍の下、EU内で司法分野のビデオ会議を開催したとの説明がありました。

 コングレスの日本での開催は1970年以来2回目となりましたが、今回は152か国中139か国がオンラインで参加、今後5年間の犯罪防止・刑事司法分野の国際協力の指針となる京都宣言(https://undocs.org/A/CONF.234/L.6)が採択されました。

 

 嘉治大使とマレニツァ司法・行政大臣は、法の支配という価値を共有するクロアチアと日本が、今後一層の協力を推進していくことを確認しました。