3月11日、ザグレブ聖母被昇天大聖堂のクフティッチ司祭に対する外務大臣表彰伝達式を実施しました。

 ヨシプ・クフティッチ司祭は、2011年の東日本大震災発生後の3月20日に、クロアチア日本文化経済協会と協力し、犠牲者追悼ミサを主祭してくださいました。クフティッチ司祭は、その後十年間に亘り、毎年3月11日前後に追悼ミサを主祭されました。また、2013年6月には、クロアチアを訪問された秋篠宮同妃両殿下(当時)をザグレブ大聖堂で迎え、案内されました。

 このように日本とクロアチアの相互理解・友好親善に寄与したことが認められ、クフティッチ司祭に外務大臣表彰が授与されました。

 伝達式には、ライネル議会副議長、クロアチア日本文化経済協会のスラデ=シロビッチ会長、タディッチ副会長、また、例年大聖堂でのミサに引き続き追悼コンサートでソプラノを披露している歌手の亀井真由美氏が参列しました。

 今年の3月11日には,追悼ミサは震災のため大聖堂で執り行うことはかないませんでしたが、この日の午前には、大聖堂と広場をはさんで位置する小さなチャペルにて、クフティッチ司祭により、心のこもった追悼ミサがあげられました。

 このミサで私たちは、去年の3月22日のザグレブ地震や年末の中部地震の被災者の方々のためにもお祈りしました。

 

伝達式の様子

 

クフティッチ司祭(今年の追悼ミサにて)

 

 

修復中の大聖堂