3月24日、嘉治大使は、日本の専門家とともに第1回クロアチア地震工学会議に出席しました。

 昨年3月22日に首都ザグレブで発生したマグニチュード5.5の地震から1周年となる3月22日〜24日、ザグレブ大学土木工学部の主催により第1回クロアチア地震工学会議が開催されました。ザグレブ大学土木工学部の呼びかけに応じ、世界26か国以上の専門家が参加し、22日の開会式ではプレンコビッチ首相が演説を行ったほか、メドベド副首相兼退役軍人大臣(中部地震復興対策本部長)やホルバット建設・都市計画・国家資産大臣(中部地震復興対策本部次長)を初めとした政府関係者が出席し、国営テレビで生中継されました。24日に行われた地震防災推進に関する大使級特別セッションには、イタリア、インド及びスロベニアの専門家とともに、日本からは名古屋大学減災連携研究センターの西川智教授が参加、日本の地震防災行政の歴史及び教訓や、耐震化の取組等について冒頭の基調講演を行いました。嘉治大使は、このセッションのラウンド・テーブルにおいて、震災復興は、“Build Back Better”を実現し、クロアチアをより強靱にする機会であり、日本としても震災復興の知見共有による支援を継続していきたいと述べました。

 

左から、ラクシッチ・ザグレブ大学土木工学部学部長、ウロシュ・ザグレブ大学土木工学部准教授、アタリッチ・ザグレブ大学土木工学部准教授

 

西川智教授(左上)、嘉治大使(左下)