8月17日、「焼締―土の変容」展をザダル考古学博物館で開会しました。

 この展覧会は、釉薬を施さず高温で焼成されるやきものである「焼締」の一端を日本の伝統文化としてご紹介するものです。プーラ市、ブコバル市、ビロビティツァ市に引き続いて、国際交流基金、ザダル考古学博物館、当館の共催で、ザダル市にて開催されています。

 開会式では、当館の宮﨑参事官、同博物館のロマーナ・ブコビッチ・キュレーター、ザダル市文化・スポーツ部のディナ・ブシッチ部長、ザダル県文化・教育・スポーツ部のイバン・シムニッチ部長から挨拶が行われました。

 ザダル考古学博物館は、ザダル市の中心部である旧市街に位置し、同博物館の窓からはプレ・ロマネスク建築様式を用いて9世紀頃に建てられたとされる荘厳な雰囲気の聖ドナト教会を見ることができます。焼締の作品は、同博物館の常設展示物である古代ローマの遺物や焼物とともに展示されています。

 この展覧会は9月17日まで開催される予定で、入場料は無料です。