この大会は、クロアチア・オリンピック委員会及びクロアチア作家協会の共催で行われ、当館も審査に携わりました。
この大会では、「太陽に向かって-東京オリンピック競技大会に向かって」のテーマで俳句作品が募集され、全国から応募のあった300句以上の作品の中から、エネス・キシェビッチ氏、イバン・イバンチャン氏、トミスラブ・マレティッチ氏の作品が表彰されました。
1位に輝いたキシェビッチ氏の作品は「心の中 バー飛び越える 高飛び前」という句で、スポーツと文化、日本とクロアチアの境を超えた作品であると高く評価されました。
表彰式では、審査員でもあった俳人のドラゴ・シュタンブック前駐日クロアチア大使(ビデオ・メッセージ)が入賞者を発表、クロアチア・オリンピック委員会のズラトコ・マテシャ会長、クロアチア作家協会のズラトコ・クリリッチ会長、嘉治大使より挨拶が行われました。
また、国内外で活躍されているソプラノ歌手のマリヤ・ビドビッチ氏が歌を歌ったほか、ドラマや映画で活躍されている俳優のドラガン・デスポット氏が応募のあった俳句作品を朗読し、サッカー選手のミハエル・ミキッチ氏のお嬢さん、ヤナちゃん(11歳)も日本語の歌を披露、大きな拍手が送られました。
日本文化とオリンピックを組み合わせて行われた本行事により、オリンピックへの機運がさらに高まることが期待されます。
1位のキシェビッチ氏(中央右)、2位のイバンチャン氏(左)、マレティッチ氏(右)
作品
2位「サムライ、 刀より光っている そのまなざし」
3位「傘がいくつか歩いている。1つ立ち止まる レンギョウの前」