建築家団体Orisが主催するこのシンポジウムには毎年国内外から著名建築家が集い、今年で第21回目を迎えました。ハイブリッド形式となった今回は、ザグレブ市内リシンスキ・ホールで開催され、オンラインでその模様が配信されました。
今回のシンポジウムでは、日本から、安藤忠雄氏によるオンライン講演(事前録画)が行われ、建築と向き合う姿をパワフルに語ったほか、西沢立衛氏と妹島和世氏による建築家ユニットSANAA(サナア)に関するドキュメンタリーフィルム『Tokyo Ride』(2020年)が放映され、好評を博しました。
Orisの代表であるアンドリヤ・ルサン氏はシンポジウムの開催や建築専門雑誌の出版、展覧会等での日本建築の紹介を通じ、日クロアチアの友好関係の発展に貢献してきたことが認められ、2016年に外務大臣表彰を受賞しています。
建築を通じてクロアチアと日本の相互理解が一層深まることが期待されます。