8月27日、嘉治大使は、ガリッチ・ブコバル=スリェム県知事及びパブリチェク・ブコバル副市長をそれぞれ表敬訪問しました。

 クロアチアでは、1990年代の前半、旧ユーゴスラビアからの独立を巡って、民族間の紛争が起こり、ブコバルでは特に激しい戦闘となったことが知られています。破壊の痕(あと)は原爆投下後の広島・長崎にも例えられたほどですが、復興に力が注がれ、戦後25年経った現在では、美しい街並みとなっています。

 ブコバルを要するブコバル=スリェム県は、肥沃な土地に恵まれた「東スラボニア」と呼ばれる内陸地方に位置します。

 ガリッチ知事からは、日本によるこれまでのブコバル=スリェム県の復興に対する無償資金協力への謝意とともに、日本人観光客の誘致や、ビジネス面での交流発展に対する期待が表明されました。

 パブリチェク副市長からは、ブコバル市の歴史や現状に関する紹介があったほか、街の中心を流れるドナウ川沿いに植えられた桜並木を案内していただきました。

 

ガリッチ知事との共同記者会見

 

パブリチェク副市長との共同記者会見