10月9日、嘉治大使は、パリアガ・ロビニ市長と会談し、ロビニ郷土博物館を訪問しました。

 ロビニ市は、イストラ半島の西海岸にある、美しい街並みを有する観光業が盛んな都市です。

 パリアガ市長から、ロビニ市の観光やビジネスの現状、イタリア系少数民族等との多文化共生の様子が紹介されました。

 また、嘉治大使はロビニ郷土博物館を訪問し、日本にゆかりのあるヒューテロト氏(右写真の肖像画)が明治時代に収集した日本の古美術品を鑑賞しました。ウイチッチ博物館長は、日本の古美術品の展示会は10年前にも開催しており、文化交流をさらに促進していきたいということです。

 

 (注)ヒューテロト氏(1852年~1910年)はトリエステで造船業等を営む商人で、ロビニに別荘を持っていました。明治時代に日本を2年かけて旅行し、多くの日本の美術品を持ち帰りました。また駐トリエステ日本名誉領事も務めました。ロビニ郷土博物館には、ヒューテロト氏が日本から持ち帰った美術品が展示されています。