10月8日、「人形展」をイストラ考古学博物館セイクリッドハーツギャラリーで開会しました。

 この催しは、日本の歴史と民俗の中で育まれてきた日本人形とその文化を紹介するもので、子どもの成長を祈るための「雛人形」や「桃太郎」、伝統芸能に用いる「浄瑠璃人形」などさまざまな人形が並んでいます。当館、国際交流基金、イストラ考古学博物館の共催で開催されています。

 開会式では、嘉治大使、ベルチ・プーラ副市長とラディン・イストラ県知事代行から挨拶が行われました。また、イストラ博物館のコムショ博物館長から、クロアチアが人形展の世界最初の開催地となり光栄であるとのお礼の言葉があり、10月15日「白枝(はくじょう)の日」に行われる予定の、人形を触って鑑賞する視覚障がい者向けガイドツアーが紹介されました。

 この展覧会は、10月30日まで開催されます。入場料は無料です。

 (注)「白杖の日」:世界盲人連合により、視覚障がい者及び彼らが自立した生活を送るための道具である白い杖について啓発し、また、世界中の視覚障がい者が社会に貢献した多くの功績を称えることを目的として定められています。