この催しは、2011年に発生した東日本大震災から8年経った本年に当国への巡回が実現したもので、現代の日本において文明が進み忘れ去られかけている古代からの営みである手仕事の美しさを紹介しています。会場には、陶芸、漆芸、染織、金工、木竹工など、様々なジャンルの作品が並んでいます。
開会式で、宮﨑次席は、東日本大震災の際のクロアチアからの温かい支援に改めて感謝するとともに、東北地方の伝統工芸から見える日本人の生活様式に触れてほしい旨の挨拶をしました。会場には、バラジュディン市博物館や同市の関係者のほか、会場一杯のクロアチア人が来訪しており、日本の伝統工芸への関心の高さを示していました。この展示会は8月末頃まで同博物館で開催され、9月11日からはザグレブ市内の技術博物館で開催されます。入場料は無料です。