9月21日、日本がパートナー国である第48回バラジュディン・バロック・イブニングズが開会しました。

 同音楽祭のオープニングが、21日夕刻、バラジュディン市の大聖堂で開催されました。大聖堂前には、バロック時代の装いをまとった警備兵や貴族のカップルらが出迎え、華やかな雰囲気の中で始まりました。

 

 開会式では、バラジュディンの市長・県知事、クロアチア文化大臣に続いて挨拶に立った瀧口大使は、「式辞」の体裁で、外交関係樹立25周年を記念してパートナー国に指名されたことは誠に光栄だ、多くの著名な日本のバロック音楽家をお招きすることができ、その実現に協力していただいた多くの関係者に感謝申し上げる旨述べました。さらに、大統領特使の挨拶が続きました。

 

 オープニング・コンサートでは、25周年を記念するにふさわしく、日本から来訪した鈴木秀美氏指揮の下、同氏が主宰するオーケストラ・リベラ・クラシカのメンバーなどの音楽家とクロアチア・バロック・アンサンブルなどのクロアチアの音楽家により、テレマンやヴィバルディの楽曲が演奏され、大聖堂一杯の聴衆から喝采を博していました。

 

 さらに、コンサート後、市庁舎前の広場では和太鼓のミニ・コンサートが開かれ、また、和風の音楽に合わせて花火が盛大に打ち上げられるなど、大いに盛り上がった開会となりました。

 

 この音楽祭は10月2日まで開催され、日本の著名なバロック音楽家がバラジュディン市をはじめ各地で演奏します。

 

 


オープニングでの大使挨拶


オープニング・コンサートの様子