クロアチアは、19世紀の首都ザグレブでの大規模な地震など、たびたび地震災害に見舞われた歴史があります。
今回の講演は、ザグレブ大学土木工学・建設学部の協力の下、井上俊之(一財)ベターリビング理事長及び橋本公博(一財)日本建築センター理事長を招いて開催したものです。会場となったザグレブ大学では、同大学の学生や外部の関係者など約150人の聴衆が集まりました。
冒頭、瀧口大使から、美しい自然景観の中で暮らす日本人は、同時に地震と付きあってきた旨挨拶をしました。橋本理事長から、累次の大地震災害に応じて強化・改善されてきた日本の耐震基準やそれを担保する建築行政につて講演がありました。聴衆からは、日本の耐震基準法令の英語版を入手したいが可能かなど、高い関心が寄せられていました。