クロアチアの東部、セルビアとの国境に面するブコバルは、91年の国土防衛戦争の勃発時、旧ユーゴスラビア軍などにより占領され、市内の総合病院に収容されていた市民や兵士が多数虐殺されるという事件が起こりました。
27年目のこの日は、小雪の舞う中、クロアチアの大統領や首相をはじめ多くの人々が、この病院に集い、ブコバル市の郊外に設けられた記念墓地まで行進し、この地での虐殺や戦闘で亡くなった犠牲者に献花をしました。
瀧口大使も、外交団の一員としてこの行事に参加し、今日の平和の大切さとそれに至る厳しい日々に思いを致しつつ、献花をしました。