この催しは、最近の日本のデザインの中から、プロダクト・デザイン(製品のデザイン)を中心として100点を選び、ザグレブ市内の技術博物館で展示するものです。会場には、家具、食器、衣類、電化製品、健康器具、乗り物などなど、生活に密着したデザイン性に富んだ製品が並んでいます。
11日に開催された開会式では、オブリェン=コルジネク文化大臣から、クロアチアがこれまで日本から多くの文化無償協力を受けたことに改めて感謝するとともに、本年は日本とクロアチアの外交関係樹立25周年であり、この展示会をはじめ多くの文化的交流が行われていることを歓迎する旨のご挨拶をいただきました。また、瀧口大使からは、デザインは作成された国の社会・文化を反映しており、デザインを通じて日本の社会・文化に触れて欲しい旨の挨拶をしました。
会場には、技術博物館やザグレブ市の関係者のほか、会場一杯のクロアチア人が来訪しており、日本のデザインに対す関心の高さを示していました。この展示会は、7月5日まで開催されています。入場料は無料です。