今回のイベントは「オリスとともにドブロブニクで週末を」と題され、当地でも有名な安藤忠雄氏ら日本人の建築とクロアチアへの影響に関するシンポジウムでした。聴衆には若い世代が目立ち、また、中には隣国のボスニアや、セルビア、モンテネグロから来たという人もいて、安藤氏に対する関心の高さを伺わせていました。
イベント冒頭、挨拶に立った瀧口大使は、安藤氏に焦点を当てたこのシンポジウムは、日本・クロアチアの外交関係樹立25周年にふさわしいものだ、主催してくれたオリスのルサン氏に心から感謝する旨述べました。
また、この日から、ドブロブニク現代美術館では、安藤氏が手掛けたヴェネチア旧税関事務所の現代美術館への改装作品「プンタ・デッラ・ドガーナ」関係の展示会も始まり、同氏への関心を更に高めていました。
(注)イベント主催者オリスは、建築家アンドリア・ルサン氏が主宰する建築関係出版社で、これまでも日本の建築家やその作品をクロアチアに紹介してきており、ルサン氏は、その功績により外務大臣表彰を受けています。