ザクライシェック氏は、長年にわたり版画を通じた対日理解の促進に寄与されたことから、昨28年度の外務大臣表彰を受けています。
氏は、日本滞在中に禅宗の「円相」に触発されて、「円相」の連作に取り組んでいます。今回の版画展も「円相」をテーマにしており、瀧口大使から、日本の禅僧は悟りの境地を象徴するものとして「円相」を書くが、氏の「円相」の解釈は鑑賞者の皆さんに委ねられている旨の挨拶をしました。
ザクライシェック氏は、日本版画協会と協力しながら、今後とも日本の版画の紹介に努めていきたいと語っていました。