1月14日,井出大使はザダル県のワイン生産者を訪問し,
日本へのワインの輸出の状況についての説明を受けました。
このワイン生産者(「クラリェフスキ・ヴィノグラディ」)(写真は同社幹部と井出大使)は,昨年日本のワイン輸入業者の来訪を受け,その結果最近日本へのワインの輸出を開始(他のクロアチアのワイン生産者とともにワイン1万本を日本に輸出)したということです。クロアチアから日本へのワインの本格的な輸出ということで,クロアチアのマスコミでも報道されました。EUではワインの生産調整が行われていますが,クロアチアで栽培しているブドウの品種(ポシップ,ツルリナク,プラヴァツ・マリなど)については生産調整の対象ではなく,日本への輸出余力があるということでした。日本からの大口の注文があれば,同業者と協力してワインを輸出すると述べていました。2月には訪日して日本の市場状況を見聞するということでした。井出大使からは,日本の市場がクロアチア産品に開放されていることを説明した上で,双方向でビジネス関係者の交流と貿易が一層活発になることへの期待を表明しました。