1月16日,井出大使はルジェル・ボシュコビッチ研究所のアンティチッチ所長らと懇談しました。

 

 

 ルジェル・ボシュコビッチ研究所は,科学技術振興機構(JST)との間では「ダイヤモンドの新しい応用に向けた高エネルギーイオンマイクロビーム技術の開発」及び「高速重イオンマイクロビームによる先進的分子イメージング法の研究」の二つのテーマで研究交流をしてきました。この二つの研究交流を担当してきたヤクシッチ実験物理室長,タジッチ博士もこの懇談に参加しました。

 ボシュコビッチ研究所は,1950年に旧ユーゴスラビア政府により設立されました。現在でも約850名のスタッフを擁するクロアチア最大の自然科学・技術の国立研究所であり,物理,化学,生物,海洋学などの研究が行われています。過去の歴史や現状,そして今後の展望について意見交換しました。研究所側からはEUの資金を獲得していること,また日本企業を含む企業との協力も進めているとの説明があり,今後とも日本側との協力を進めていきたいとの希望が表明されました。