11月5日,井出大使と川畑専門調査員は,クロアチア歴史研究所のラヴァンチッチ副所長,シュシャク事務局長を訪問しました。

 

 ラヴァンチッチ副所長(写真右)からは,クロアチア歴史研究所の経緯(1961年以来活動している国立の研究所。初代所長はトゥジマン・クロアチア初代大統領)や日頃の活動についての説明がありました。現在約70名の所員がおり,またスラボンスキ・ブロド支部では約20名が働いているということです。

 クロアチアの歴史ではまだ未解明なものが多くあり,資料はクロアチアにではなく,オーストリア,ハンガリー等にあるので,これらの資料を確認することも含め,やるべき仕事は沢山あるとの説明でした。

 ラヴァンチッチ副所長からは,日本の歴史研究者との交流も是非行いたいとの発言がありました。

 歴史研究所は,1840年に建てられたすばらしい屋敷にあります。黄金の間(写真)にはクロアチアの歴史の重要な場面を描いた絵が飾られています。ふだんは公開されていませんが,学術会議,講演会などの機会に一般の人も入場できるということです。

 

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