11月11日,井出大使と茂野書記官は,クロアチア行政裁判所のアンテ・ガリッチ長官を訪問しました。
ガリッチ長官からは,クロアチア行政裁判所の歴史や日頃の活動についての説明がありました。行政裁判所は行政に関する法律事項の争訟を扱うものでドイツ,フランスの制度に類似したものであり,クロアチアでも1875年以来行政裁判の制度が利用されており,また2012年1月にはEU加盟(2013年7月)を控えて大きな改革がなされたということです。また同裁判所の制度は2審制になっており,第1審はザグレブ,リエカ,スプリト,オシェクに,第2審はザグレブにあるということです。裁判期間の短縮が大きな課題であるとの説明もありました。
井出大使からはビジネス関連のトラブルの解決等のために,行政裁判所の役割が非常に重要であるとの認識の下,行政裁判所の活動についての説明に対して感謝をするとともに,今後の仕事の成功を祈る旨伝えました。