10月22日,井出大使はスラボンスキー・ブロッド市にある,
親から十分な世話を受けられない子供達を支援する施設(House of Happy Bricks)を訪問しました。

 

 レナタ・プリコ所長(写真前列,左から2番目)の説明によれば,現在20名が施設内に住んでおり,またそれ以外に19名の子供をハーフ・デーで支援しているそうです。24時間の対応が必要なため,22名の職員が交替で働いているそうです。

 この施設はクロアチア政府が設立・維持しているもので,クロアチア国内には同様の施設が14カ所にあるということです。政府財政難のため,近年関連予算が削減されており,そのため以前は14の施設の子供達がスポーツ交流する機会があったが,最近は開催できないとの説明がありました。スラボニア地方は経済がふるわないため,ビジネス界からの支援も乏しく,子供達の就職も厳しいとの説明がありました。コンピューター,文房具,スポーツ用具などの支援の要望を受けました。

 今回の訪問は,インターナショナル・ウイメンズ・クラブ・ザグレブからの紹介で行ったものです。同クラブと共に有志による支援を検討していくこととしています。