5月28日,井出大使はザグレブ市内にある私立大学ダグ・ハマーショルド国際関係・外交大学で,冷戦終結後のアジア情勢と日本の外交努力について講義を行いました。

 

 

 この講義では,ユーゴスラビア最後の外相のロンチャル氏がモデレーターを務め(写真1中央),シュラウス学長が同席しました(写真1左)。

 井出大使からは,グローバライゼーションの中で日本・クロアチア経済関係も近年発展しているが,アジア太平洋においては顕著な経済関係の緊密化が進展していると指摘しました。冷戦終結はアジアに肯定的影響を与えたが,まだ課題と挑戦もあること,そして日本が平和主義に基づいて地域の問題解決と協力強化に努力していることを説明しました。

 約50名の学部学生と大学院学生が熱心に講義を聞きました。ウクライナ情勢,日本の憲法改正,日本人の心理と伝統,災害への対応等について活発に質問が出されました。


シュラウス学長によれば同大学の概要は以下の通りです。

●2009年創設の私立大学。

●学部3年(1学年約50名)と修士課程2年(1学年15~20名)の過程に合計約200人の学生が在籍。

●国外からの留学生受け入れのために英語の授業も実施。

●日本の大学とも是非交流をしたい。


 ダグ・ハマーショルド国際関係・外交大学のウェブ・サイトはこちら(クロアチア語)

 http://www.diplomacija.hr/

 

写真1

写真2