「クロアチア土砂・洪水災害軽減プロジェクト」終了式の開催

 

 

  3月12日,クロアチア科学・教育・スポーツ省において,日本・クロアチアの共同科学研究プロジェクト「クロアチア土砂・洪水災害軽減プロジェクト」の終了式が行われました。井出大使,ヨバノビッチ科学・教育・スポーツ大臣,両国の研究者達が参加しました。この共同科学研究プロジェクトは,2009年3月から5カ年計画で開始されたもので,日本側は国際協力機構(JICA),科学技術振興機構(JST)が5百万ドルの資金を提供し,またクロアチア政府からも資金の提供がなされました。日本もクロアチアも地すべり,洪水等の被害を受けていますが,両国の研究者の協力によりクロアチアの災害防止に役立つ成果があげられました。

 

 井出大使の挨拶文(英文)

 


挨拶をする井出大使。着席者は左から丸井英明新潟大学教授,ヨバノビッチ大臣,オジャニッチ・リエカ大学副学長

 

 また12日夜,井出大使は両国の関係者を招くレセプションを大使公邸で開催しました。この懇談会にはクロアチア科学・教育・スポーツ省ゼレニカ次官,ペリニッチ国家保安・救援局長,プリシッチ・クロアチア水公社社長,カリニッチ・ザグレブ市危機管理局長,ザグレブ大学,リエカ大学,スプリット大学関係者も参加し,プロジェクトが成功したことを祝い,今後のフォローアップについて意見交換しました。クロアチア側出席者からは日本政府,日本側関係機関に対する謝意が繰り返し表明されました。