11月5日,井出大使,川畑専門調査員は,
国際機関「南東欧兵器管理支援センター(RACVIAC)」主催の
南東欧地域の軍備管理のシンポジウムに参加しました。
「南東欧兵器管理支援センター(RACVIAC)」は,南東欧地域の安全保障問題に取り組むために,ドイツがイニシヤチブをとって設置した国際機関で,クロアチアがホスト国となって,ザグレブ市郊外にあります。
軍事・安全保障専門家を集めてセミナー等を頻繁に実施しています。
11月5日に開催されたシンポジウムでも,欧州通常戦力(CFE)条約をとりまく現在の状況、地域の軍備管理協定(フローレンス合意,1996年署名)の状況について,米,ドイツ,NATO,OSCE及びクロアチア,セルビア,BH政府代表者がプレゼンテーションをしました。
その他,南東欧地域から約30名の軍事・安全保障問題専門家が出席しました。
井出大使からは,安全保障面で世界は共通の挑戦に対しては一致団結して対応することが必要であること,また南東欧での経験とアジアでの経験を交換することも有益であるとの発言を行いました。
出席者からは,南東欧地域の平和,安定と繁栄のために,これまでも日本からの協力を得ているが,将来も様々な分野での日本との協力を期待するとの発言がありました。
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