11月19日,茂野書記官は,ブロド・ポサヴィナ県ノバ・グラディシュカ市の工業団地訪問し,外国投資受け入れ状況について視察と意見交換をしました。

 

 

 ノバ・グラディシュカ市は,ザグレブから約130km南東方の,南東欧を東西南北に走る高速道路の交差点近くに位置し,物資輸送上の好条件にあります。同市は右の地理的条件他,地方税免除や職業訓練サポート等の市独自の投資誘致方策により欧州企業を含む産業誘致に成功しております(現在同市内にはBOORTMALTS(ベルギーの麦芽製造業),EUROZAPPA SPA(伊の金属加工業),AXEREAL(種苗生産を中心とする仏の農産品企業)が進出。また伊より国内企業PLINPROJEKT(ガス供給業)に対し投資)

 

 イバン・セルチッチ・ノバ・グラディシュカ工業団地代表から,以下の説明がありました。

  • 同市は,欧州各国への輸送上有利な立地条件を有する。

  • 同市では工業高校等の職業訓練施設を市内に有する等良好な労働環境が整備されている。

  • 同市では,2000年代半ば位より投資促進に向けた取り組みを開始しており, 同市独自の方策として,以下を設置

 

①地方税,廃物処理費用の補助

②新規雇用者の職業訓練のフルサポート(含む共同出資)

③投資企業は好条件で産業公園の土地の利用が可能。

④同市内に投資関連手続のサポートや職業訓練等のサービスを提供する工業団地

 

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