3月17日~19日,井出大使、竹矢書記官はスラボニア地方を訪問しました。

 

 

 井出大使,竹矢書記官は,クロアチアの東部のスラボニア地方(オシエク市,ブコバル市,パクラツ市)を訪問しました。これらの地方は,豊かな歴史と文化を持ち,1991年から1995年までの戦争で大きな被害を受けましたが,現在では復興も進んでいます。会談において以下の市長(副市長),県知事からこれまでの日本からの各種支援への謝意表明がなされ,また日本からの観光客の訪問,文化交流の実施,日本企業の投資を求める希望が出されました。それぞれの会談後には現地のテレビ局の取材を受けました。

 

【オシエク=バラニャ県(オシエク市他)】

  • 1.    ブルキッチ・オシエク市長(写真1)

  • 2.    シシュリャギッチ・オシエク=バラニャ県知事(クロアチア議会の野党第二党であるクロアチア民主同盟(HDSSB)の党首)(写真2)

  • 3.    オシエク市内クロアチア国立劇場:日本政府が寄贈した楽器が現在も活用されています。この劇場は戦争で破壊されましたが,現在は修復も終わり,オペラ,演劇などで利用されています,

  • 4.    日本政府が草の根無償で医療器材を寄贈したダリ診療所:ベシッチ・エルドゥト町長,シコラ診療所長から,日本政府からの医療機器の支援に謝意が表明されました。(写真3)

 


【写真1】


【 写真2】


【写真3】


【 写真4】

 

【ブコバル=スリェム県(ブコバル市)】
(特にブコバル市では1991年から1995年までの戦争で多くの犠牲者が出ました。)

  • 5.    スタンコビッチ・ブコバル市第一副市長ら(写真4)

  • 6.    ガリッチ・ブコバル=スリェム県知事(クロアチア議会の野党第一党であるHDZの副党首)(写真5)

  • 7.    ブコバル市博物館(エルツ博物館):戦争で破壊されましたが,最近改修工事が終わり,本年初めから常設展(歴史,文化,美術)が再開されました。マリチ館長から,これまでも日本との文化交流がありましたが,今後の更なる交流希望が表明されました。(写真6)

  • 8.    ブコバル=スリェム県立総合病院(紛争関連展示室):戦争中にこの病院に避難していた人達が犠牲になり,その関連の展示室(当時の病室を再現した部屋など)を視察しました。

  • 9.    オフチャラ殺害追悼施設:戦争の犠牲者を追悼する施設を訪問しました。(写真7)

 


【写真5】


【写真6】


【写真7】

 

【ポジェガ=スラボニア県(パクラツ市)】

  • 10.  「パクラツ市の日」記念式典にあわせて,パクラツ市を訪問しました。豊かな歴史を説明する同市博物館を視察し,フシュカ市長と会談しました。(写真8)

  • 11.  同式典に参加していたマラス中小企業大臣,トマシェビッチ県知事らとも挨拶をしました。

 


【写真8】