6月28日,井出大使はクロアチアのイスラム指導者の招きにより,洪水で被害を受けたクロアチア東部スラボニア地方のグーニャ町を訪問しました。

 

 

 クロアチアのイスラム教会が主催した「スープ・キッチン」とグーニャ町の被害状況を視察には,クロアチアのイスラム最高指導者ムフティ・アジズ・サハノビッチ,ヨシポビッチ大統領、ロブリッチ陸軍参謀総長らも参加しました。

グーニャ町は,ザグレブから約350km,ボスニア・ヘルツフェゴビナとの国境のすぐ近くにあります。 イスラム教徒が人口の約35%を占めています。

イスラム教会により,グーニャ町のモスクの敷地で,住民にスープがふるまわれました。

 

 洪水は地面から3メートルの高さにも及び,洪水の水は先週になってようやく完全に地表から無くなったそうですが,まだ家に住むことはできないということです。また洪水で大きな被害を受けた住宅で倒壊するおそれがあるものも少なからずあるそうです。洪水がいかにひどいものであったか,また完全に元の生活に戻るためにはまだ多くの時間と努力が必要なことがうかがわれました。