4月9~11日,井出大使とミクリャン職員はドゥブロヴニク=ネレトゥヴァ県ドゥブロヴニク市を訪問しました。
1. ドゥブロヴニク=ネレトゥヴァ県オブリェン副知事との会談(写真1)
2. ドゥブロヴニク市ラグズ副市長,同市観光局ヴラシッチ局長との会談(写真2)
これらの会談において,ドゥブロヴニク市の概況についての説明と日本人観光客の来訪を大歓迎するとの話がありました。
・ドゥブロヴニクの旧市街の住民は約1千人であり,市の住民は約4万人である。また県の人口は約8万人である。
・ドゥブロヴニクには毎年約140万人もの観光客が訪れ,その内の約100万人はクルーズ船で来る観光客である。
観光客の宿泊のべ日数は約300万泊である。
・ドゥブロヴニクを訪れた日本人観光客は2012年は約4万3千人であったが,2013年は約3万8千名に減少した。
宿泊のべ日数は7万泊であった。日本人観光客の誘致に今後も取り組んでいく。具体的にはドゥブロヴニクを含めた日本人向け観光
ツアーを多く提案したい。
・寄港するクルーズ船は2013年は約600隻であった。2014年は約570隻の寄港が既に決まっている。
・市内のホテル数は45であり,ベッド数は約2万である。それ以外にプライベートの宿泊施設が約2万ある。7,8月は非常に
混雑するが,冬季は観光客が少ないため,営業を行わないホテルも多い。冬季の観光客誘致にも努めており,クリスマスなどに
合わせて様々な楽しい企画を立てているので,日本人には是非冬季にも来ていただきたい。
・国際会議の誘致,ゴルフ場の開設などにより,一年を通して楽しんでもらえるように努めていく。
・宿泊客には1泊7クーナ(約100円)の観光税を払っていただいている。これは65%が市に,15%が県に,20%が中央政府に
割り当てられ,観光業振興や観光客への様々なサービス提供などに使われている。
3. 井出大使はドゥブロヴニク大学を訪問し,視察ました。学部と大学院レベルで,経済学,メディア・広告,文化財の修復,海洋に関連した学問,看護学など,現地のニーズに沿った教育が行われています。大学側からは,日本の大学と是非交流をしたいとの希望が出されました。
また井出大使は同大学コミュニケーション学部で,日本経済の歴史,最近の経済政策,今後の日本・クロアチア経済関係の展望について講演をしました。
更に井出大使は,大学生が運営しているラジオ局に出演し,ドゥブロヴニクでの活動や印象についてのインタビューを受けました。
ドゥブロヴニク大学のウェブサイトはこちら