4月15日,井出大使はプシッチ第一副首相兼外務・欧州問題相と会談しました。
会談では,これまでの日本・クロアチア間の政治,経済,科学技術,文化,観光などでの関係が順調に発展してきたことに言及がされるとともに,今後の協力の発展のための方策について話し合われました。また南東ヨーロッパ地域の安定と繁栄のための努力やグローバルな問題への取り組みに際しての日本・クロアチアの協力・連携が必要であることの認識の下,様々な意見交換が行われました。
井出大使からは,クロアチアのさまざまな外交・内政面の努力を高く評価し,多方面で関係強化のために努力する考えであること,またNATOとEUに加盟を果たしたクロアチアと日本とは民主主義,人権尊重,法の支配といった価値観を共有する重要なパートナーであり,両国の協力関係を今後さまざまな点で高い次元に引き上げていくために,緊密な意見交換,協議を行っていきたいと述べました。また井出大使からは私たちが明るい未来を切り開いていくために,両国が過去において蓄積してきた様々な経験や知識を交換・共有することも有益だと指摘しました。
プシッチ第一副首相兼外務・欧州問題相からも,これまでの日本からの協力に感謝を表明し,井出大使が指摘した諸点を含めて多様な分野での関係強化をしたいとの意欲が表明されました。