11月13日,井出大使,茂野書記官は
カルロバッツ市にあるアルストムの工場(発電所のタービンなどを製造)を視察しました。
デニス・ペラニッチ・アルストム・クロアチア会長,ダミル・ヴラニッチ工場長から説明を受けました。この工場では現在約860名が働いており,フランスからクロアチアへの製造業分野での直接投資としては最大のものでかつ成功している例と言えます。
この工場の前身はユーゴスラビア時代のタービン製造工場です。この工場は発電所用のタービンなどを製造しており,製品を世界中に輸出しています。また旧ユーゴスラビア諸国にある発電所の維持のためのサービス業務も提供しています。旧ユーゴスラビア諸国のガス・石炭発電所は,アルストム社以外には,シーメンス,ポーランド企業,日立などが建設していますが,アルストム社のシェアは約3割とのことでした。
この視察にはミシェル・ボコズ駐クロアチア・フランス大使と株式会社丸紅の発電部門の関係者も同行しました。丸紅とアルストムは世界各地で協力しているということです。