11月25日,井出大使はヤコビナ農業大臣を表敬訪問しました。
ヤコビナ大臣からは,クロアチアから日本への高級マグロ輸出が日本人に喜ばれていることを歓迎する発言があるとともに,今後のマグロ輸出の展望についての説明があり,更にクロアチアとして今後畜産物,チーズ,ワイン,オリーブ油などを日本に輸出したい,また農業・食品分野の専門家や研究者・学術機関どおしの交流も活発化させたいとの意向が表明されました。
井出大使からは,日本としてクロアチアからの輸出に対して門戸を開いているとの方針を説明し,またクロアチアのワインはおいしいが,日本のような大市場が輸入するためにはまとまった数量をクロアチアの業者で用意することが必要だと指摘しました。逆に日本からの和牛の対EU輸出が始まり,クロアチア国内でも和牛の入手が可能になったので,是非ヤコビナ大臣にも和牛を食べていただきたいと述べました。更に幅広い日本の産品のクロアチア市場での普及も期待しており,その面でも理解と支援を得たいと述べました。
以上のように貿易等を通じる交流と協力,食文化を通じる相互理解を更に発展させるための様々な方策について意見交換しました。