草の根・人間の安全保障無償資金協力について
日本は 開発途上国の自助努力を支援するため、1954年より50年以上にわたって「政府開発援助」( ODA:Official Development Assistance )を実施しています。「草の根・人間の安全保障無償資金協力」は日本のODAの一環として1989年に導入され、2012年度の実績は、実施国数140カ 国・1地域、実施件数1,068件、供与限度額総額約93.5億円でした。主な重点分野は、(1)基礎教育、(2)医療保健、(3)民生環境改善などの基礎生活分野で、一件あたりの援助の規模は原則1千万円までと比較的小規模ではありますが、草の根レベルに直接裨益するきめ細かい援助として、各方面から高い評価を得ています。
クロアチアでは1999年の「クニン『スンツォクレット』コミュニティ・ユースセンター整備計画」を皮切りに、1990年代の紛争により大きな被害を受けた地域の復興と、地域コミュニティの再生を目的とした支援をこれまでに 合計97件実施し、供与限度額総額は約509万ユーロに達しています。支援分野では教育機関の小学校・幼稚園への教育機材整備または建物修復が28件と圧倒的に多く、 続いて医療機関への支援が17件となっています。教育機関への支援では、「日本からの支援のタイミングがよかったため、供与された教育機材がすべて役立っており非常に感謝しています」、「供与された物理・化学教材が生徒たちの勉学への興味を深め、最近は国内でのコンテストで優勝した生徒もおり、アメリカへ の研修旅行をプレゼントしてもらいました」等、日本政府の支援に対する感謝の言葉が学校関係者から寄せられています。また、医療機関への支援では、診療所への救急車・医療機器供与を行っており、地方に住む住民にとって欠かせない医療サービスの向上に役立っています。さらに、人々の生活に欠かせない安全な飲料水確保のため、井戸掘削事業や水道管施設工事事業、給水車整備も各地で実施しており、日本政府の草の根支援に対して各方面から感謝の声が寄せられています。
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