大使館案内

平成30年 夏のご挨拶

駐クロアチア大使 瀧口敬二

 クロアチア赴任から、2年が経ちました。関東地方の梅雨は、記録的な早さで明けたとのことですが、当地ザグレブの初夏は、やや雨や曇りの日が多く、世界的に異例の気象なのかもしれません。

 

 さて、本年は日本とクロアチアとの外交関係樹立25周年です。4月からの四半期には、在クロアチアの関係者・皆さんや日本からお出でになった方々による日本関係の講演会やコンサートなどが開催されました。また、盆栽展や日本製品のデザイン展なども開催され、マスコミにも取り上げられました。

 

 6月に入って、当館とJETROとの共催で、ビジネスミッションを企画し、日本企業の皆さんが当地を訪問して、クロアチアの投資環境などについて視察をしました。

 日本はクロアチアにとって42位の貿易国に止まっていることが象徴しているように、両国間の経済関係は残念ながら大きくありません。逆を言えば、成長の余地が大きいということになります。今回のビジネスミッションを第一歩として、日本企業の皆さんが、クロアチアにビジネスチャンスを見出せるよう、当館としても支援をしてまいります。

 

 そして、6月21~25日までの間、海上保安庁の練習船「こじま」が、クロアチア第2の都市であるスプリットに寄港し、日本文化紹介をはじめとして地元の皆さんとの交流を行いました。

 この模様は全国放送にも取り上げられるなど、当地での反響は大きなものとなりましたが、実習生の皆さんにも、この美しいクロアチアの思い出が長く残るとともに、立派な海上保安官として成長することを期待しています。

 

 当館では、25周年に際して、クロアチアの皆さんの日本に対する意識調査を行いました。これによれば、日本に対して関心があるかとの質問に対して、なんと83%もの人が、「とてもある・ある」と回答しています。

 さらに、日本の何に関心があるのかを選択肢から3つ選んでもらったところ、「生活」と答えた人が、44%に上りました。これに、「電化製品・最新技術」37%、「自然・景観」32%、「食べ物」26%などが続いています。

 一方で、これまでクロアチアの皆さんの関心が高いと思っていた分野では、「武道」は18%であったものの、「アニメ・マンガ」6%、「俳句・詩歌」4%などとなっており、これらは一部の熱心な愛好家の関心に止まっている可能性があることがわかりました。

 

 この秋に向けて、9月下旬から日本がパートナー国となるヴァラジュディン・バロック・イーブニングズなどの25周年関係行事は続きます。クロアチアの皆さんの関心に適合するように、日本紹介の行事を開催し、また、支援していくべく、検討を進めているところです。

 

 皆さんのご協力をいただきながら、日本とクロアチアとの更なる関係の強化に向けて、大使館全員で取り組んでまいります。引き続き、よろしくお願いいたします。

 

2018年7月7日
在クロアチア特命全権大使
瀧口 敬二

【瀧口敬二特命全権大使略歴】

昭和30年生まれ,大分県出身。昭和54年運輸省(当時)入省。国土交通省鉄道局長,総合政策局長を経て,平成28年7月に在クロアチア特命全権大使に着任。在外公館では,平成7年より在連合王国日本国大使館にて勤務。




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